近年ではタンクレストイレの普及によりリフォームの際にタンクレストイレをつける方も増えています。
そんな時に考えないといけないのが手洗い器の設置についてです。
トイレの手洗い器には「独立型手洗い器」と「トイレ一体型手洗い器」の2種類が存在します。
ここでは、2種類の手洗い器が持つそれぞれの特徴をはじめ、メリットや注意点について紹介していきます。
12月25日公開の映画「えんとつ町のプペル」の映画鑑賞チケットをプレゼントのイベントを行います。
弊社呉店のガラス窓に映画「えんとつ町のプペル」の名シーンを切り取ったシートを貼り付けました。
夜間は室内からライトアップしてとても綺麗です。
このお披露目を兼ねて映画鑑賞券のプレゼントイベントを行います。
日時:12月12日(土)17:00~19:00
場所:呉市朝日町14-11 ゑくせるNAKA一階
TOTO専門広島のトイレリフォーム専門店ネクストプラン呉店
イベント内容:ご来場いただいた皆さんにプペルのガラスシートの前でスマホなどで自由に写真を撮っていただきます。SNSなどに投稿していただけると嬉しいです。
ご来場いただいた皆さんに映画チケットをプレゼントします。
チケットプレゼントは当日お越しいただいた方、お一人様一枚とさせていただきます。
例えば、ご家族三人でご来場の場合、どなたかお一人が撮影してくだされば三人分のチケット三枚をプレゼントします。
注意事項:ご来場者様の様子は弊社ホームページなどで公開されますので、ご了承の上ご参加ください。
当日は新型コロナウイルス感染予防へ配慮し、各自マスクの着用、体調管理などのご協力をお願いします。
駐車場はありませんので公共交通機関などをご利用の上ご来場ください。
店舗前や近隣路上への駐車も周辺の方の方にご迷惑となりますのでご遠慮ください。
新型コロナウイルスの流行によって、私たちの業界でも最近非常に注目の集まっている商品があります。
それは自動水栓です。オート水栓などとも呼ばれます。
トイレの手洗い水栓のレバーやハンドルに触れずにセンサーで水を出したり止めたりできる蛇口です。
新型コロナウイルス感染予防の観点から、手を触れずに操作できる自動水栓に注目が集まり、今ある蛇口からの交換を希望される方が増えてきました。
蛇口に触れずに水の出し止めができるためウイルスに触れる機会が減りとても衛生的で便利な蛇口です。
そんな自動水栓のメリット・デメリットを知っていただき総合的に考えて交換をご検討いただくのが良いかと思いますので、今回は自動水栓について書いてみたいと思います。
・衛生的
なんと言っても自動水栓の一番の魅力はこれだと思います。
ご家庭でももちろん、不特定多数の方が使う場所ではこの衛生的ということが最も大きなメリットです。
水を出すときにレバーやハンドルを動かすことがなくなるため、汚れた手で蛇口をひねったりすることがなくなります。
水栓の根本に水が溜まることによる水垢の発生が減るため掃除の回数も減り、キレイが長続きします。
TOTOの自動水栓の中には「きれい除菌水」機能を搭載したものもあり、使うたびに自動で排水口にきれい除菌水のミストを吹きかけ除菌し排水口のきれいを長持ちさせるものもあります。
・誰でも使いやすい
お年寄りから小さなお子様、障害を持っている方までどなたでも簡単に操作できます。
センサーに手をかざすと水が出るので力の弱い方でも安心して使うことができ、ハンドルの位置まで手が届きにくいお子さんでも容易に使用できます。
・節水できる
何か洗う際にその都度水を止めるのは面倒だと思います。しかし、自動水栓であれえば使うときに必要な分だけ水を出すことができます。
また、蛇口の締め忘れによる無駄もなくなるため非常に節水効果が高いです。
・価格が高価である
普通の蛇口に比べると高価です。
センサーで操作できる便利な機能が搭載されていますので、どうしてもお高くなってしまいます。
ですが、節水に期待できるためランニングコストは抑えられますので長い目で見るとお得かもしれません。
また、自動水栓に交換する際も電源から電力を取るタイプの場合、近くにコンセントがないと追加の電気工事も必要になります。
・修理も割高
普通の蛇口に比べて内部の部品が高価であったり、メーカーメンテナンスを呼ばないと修理できなかったりしますので修理代が割高になります。
・停電すると使えない
コンセントから電源を取るタイプの自動水栓は停電すると操作ができなくなります。
最近のタンクレストイレなどは停電時にも使えるようになってきているので、コンセントから電源を取るタイプの自動水栓もそのようになるといいですね。
また、自己発電タイプと言って水の流れを利用して水栓自身が発電しその電力によって稼働するタイプのものがあります。
このタイプの自動水栓は停電時でも利用可能です。
・種類が少ない
一般的な水栓に比べるとまだまだ種類が少なく、取り付け可能な場所も限られます。
最近は新型コロナウイルスの影響で、本当に自動水栓への交換をご希望される方が増えています。
上記のようなメリット、デメリットを踏まえた上で通常の蛇口から自動水栓に交換する場合のオススメ商品をご紹介します。
定価96,800円(税込106,480円)
トイレの手洗いなどではお湯の出ないお水だけの蛇口が多いと思います。
この商品はお水だけの場所で使用する単水栓です。
一番のおすすめポイントは発電タイプという点です。
水の流れを利用して自己発電するので、電源コンセントが不要のため電気工事が必要なく、交換にかかる時間と費用が抑えられます。
これからの季節は特に新型コロナウイルスはもちろんのこと、インフルエンザなどの感染予防にも気をつけないといけないと思います。
今回ご紹介した自動水栓なども感染予防対策として考えてみてはいかがでしょうか?
近年ではタンクレストイレの普及によりリフォームの際にタンクレストイレをつける方も増えています。
そんな時に考えないといけないのが手洗い器の設置についてです。
トイレの手洗い器には「独立型手洗い器」と「トイレ一体型手洗い器」の2種類が存在します。
ここでは、2種類の手洗い器が持つそれぞれの特徴をはじめ、メリットや注意点について紹介していきます。
独立型手洗い器とは、トイレと独立して存在する手洗い器のことをいいます。トイレと手洗い場がセットになっていないことが大きな特徴です。
トイレと手洗い場がセットになっているというのは大体トイレタンクの上部が手洗いになっている対応です。
独立型手洗い器には、壁に設置する「ブラケットタイプ」カウンターに手洗いボウルを埋め込む「埋め込みタイプ」手洗い器をカウンターに据え置きする「ベッセル式」などがあります。
トイレ手洗い器の素材については、陶器製や樹脂製、金属製などがあります。トイレ手洗い器の導入に際しては、水栓金具と一緒に検討することが大切です。
また、デザイン性だけではなく機能性なども意識しながら選ぶことをおすすめします。
トイレ一体型手洗い器の場合、手を洗う時にはねた水がトイレや床などを汚すことも少なくありません。
一方で独立型手洗い器を選ぶメリットとしては、手を洗うときに水がはねにくい事が言えます。そのため、壁や便座が汚れにくく掃除する手間の軽減にも役立ちます。
また、手を伸ばさなくても手洗い可能なことも独立型手洗い器のメリットの一つといえるでしょう。
その他、手洗い用の水栓(蛇口)が独立しているため様々な種類があり、手をかざすと水の出る自動水栓などもあります。
独立型手洗い器を設置するときの注意点としてはトイレ便器とは別に手洗い場のスペースが必要になります。そのため、トイレの空間が狭くなる事が考えられます。トイレ空間を広く保つためには、タンクレスのトイレにしてトイレの奥行きを少なくする事や手洗い器を小型にするなどの方法があります。
トイレ一体型手洗い器とは、トイレタンクの上に手洗い器が付いているタイプです。こちらのタイプは構造上、吐水口が高い位置にあるものが多くみられます。そのため、手を洗うときに水はねしやすいことが難点です。
しかし、最近ではTOTOのピュアレストシリーズなどトイレタンクの手洗いボウルが深いタイプが登場し、水はねの問題点が改良されました。
手洗いボウルが深いタイプを設置すると、手を洗うときにボウルに触れずにすみ、水切りをしても水はねがしにくくなります。さらに、タオル掛けまで移動するときにトイレや床などを濡らすことも少なくて済みます。
トイレ一体型手洗い器を選ぶ大きなメリットは、手洗い器を設置するための場所を必要とせず、トイレ空間のスペースを圧迫しない事にあります。
トイレ空間が狭い時にはトイレ一体型手洗い器を選ぶのがよいと考えられます。また、トイレの使用後にすぐ手が洗えることもメリットの一つです。
また、トイレ洗浄用にトイレタンクに貯めるためのお水を手洗いに使用するので節水にもなります。
ただし、トイレ一体型手洗い器の場合手を洗うときにタンクの上に手を伸ばさないといけなくなりますので、小さい子どもや高齢の方などは、手洗いをより不便に感じることが考えられます。
トイレ手洗い器を独立型と一体型のどちらにするかの選択ですが新築であればトイレスペースはいかようにも出来るかと思います。
しかしリフォームに際して手洗い器を考える時には先に述べたスペースや注意点への配慮が必要です。
既設のトイレとは違うタイプへの変更をしたいと思う時にはいろいろなご相談いただければいろいろなご提案が出来ると思います。
最近ではタンクレストイレへのリフォーム用の手洗い器など様々な商品が出ていますので今のトイレとは雰囲気の違う新しいトイレ空間へと生まれ変わらせる事ができると思います。
気になる事がありましたら、お気軽にご相談ください。
弊社が行うトイレリフォーム の中でトイレ設備リフォームというものがあります。
主に便器やタンク、ウォシュレットなどのトイレ設備を交換するリフォーです。
このトイレ交換、便器交換をする際の商品選定にはいくつかの注意点があります。
床や壁などの工事をせずに便器一式の設備のみを交換する場合にはこの注意点によって設置できるトイレと設置できないトイレがあります。
今回はそのトイレ交換時の注意点について書きたいと思います。
トイレ交換を行うにあたって確認しなければならない要素の一つとして、トイレの洗浄方法による便器の種類の違いがあります。
洗浄したトイレの水が床に向かって排水するのかあるいは壁に向かって排水するのかという違いです。
この床に向かって排水する便器を床排水便器、壁に向かって排水する便器を壁排水便器といいます。
見分け方としては、ご自宅の便器を横から覗いた時に便器本体から後ろに陶器が突き出しておらず、配管も見えなければ床排水便器、突き出していてそのまま配管につながっていれば壁排水便器となります。
便器交換をする際に床排水便器の設置されているトイレには壁排水便器は設置できませんし、壁排水便器の設置されているトイレには床排水便器は設置できません。
(不可能ではありませんが、床や壁を壊して配管工事からする必要があります。ごくたまに現場で見かけるのですが、壁排水便器を蛇腹状の配管部材を使用して床排水の配管につないで設置していることがありますが、あれは単純に施工業者が間違えた商品を無理やり設置しているのだと思います。)
また既存の便器の品番からも判別可能です。
その際に気をつけなければならない事として便器の品番は便器下部の側面に貼ってあるシールの品番をみる事です。
タンク付きの組み合わせ便器の場合タンクの正面に記載している品番はタンクの品番になりタンクレストイレの場合ふた裏に記載している品番は機能部(ウォシュレットや便器洗浄などを行うところ)の品番になります。
便器の品番とは別のものになるので間違わないようにご注意ください。
床排水便器は主に一軒家などの戸建住宅などに多く、マンションなどの集合住宅の一部で壁排水便器が使われる事があります。
便器の洗浄方法による違いがわかったところで次に見るべきポイントですが、便器には排水芯というものがあります。
排水芯とは、壁や床から便器の排水部分の排水管の中心までの寸法です。
この排水芯によっても設置できる便器とできない便器があります。
床排水、壁排水各々の排水芯についてご説明します。
床排水の場合トイレの洗浄水を屋外の排水マスへと流す排水管が床下にあります。
トイレを交換する場合その床面の配水管がどの位置にあるかで選ぶ便器のタイプが変わってきます。
床排水のトイレの場合は排水芯は便器の後ろの壁から便器排水管の中心までの寸法になります。
床排水の便器の基本寸法は後ろの壁から200㎜ですが、排水管の取付位置やトイレスペースによって標準の排水芯ではない事がありますので、状況に合わせて便器を選ぶ必要があります。
もともと水洗トイレではなかった所や和式のトイレから洋式トイレに
交換された所などは様々な位置に排水管が設置されている事が考えられます。
その為、排水管の移設を行うことなく、排水位置を調整することのできる「可変タイプ」を使用して便器の交換を行います。
この可変タイプはメーカーによって「リモデル」や「リトイレ」などと呼ばれ排水管の位置が合わなくても排水アジャスターを使用して取付る事が可能となっています。
また、随分前に廃盤になったINAX(現LIXIL)のカスカディーナというトイレは床排水で排水芯が120mmという珍しいタイプでした。
壁排水トイレの場合は便器後方から後ろの壁に向かって太い排水管が出ています。壁排水トイレではその排水管の高さを参照します。その為壁排水の場合は排水芯ではなく排水高と呼びます。
排水高を測る場所は、壁に沿って床から排水管中央までの高さを測ります。
排水高は100㎜~120㎜の排水高の「120㎜タイプ」が基本となっていて現在の新築ではこの高さのものが多いです。
ですが壁排水も他に配管中央までの高さが異なる「155㎜タイプ」の物があり排水高が148㎜~155㎜の間で調整できる排水アジャスターが使用されます。
また、どうしても現行商品で対応できる排水芯の壁排水便器がない現場などでは蛇腹状の排水部材(ウルトラエースなど)を使用して便器と排水管を接続します。
このように便器の交換の際には現在のトイレの排水管の状況に合わせた商品選定が必要になります。
私たちが必ず現地を拝見してからお見積もりをさせていただくのはこういったことも考慮してきちんと確認する必要があるからです。
トイレの交換などをお考えの際にはお気軽にご相談ください。
今では一般的になっている水洗トイレですが、現在もトイレが水洗化していない地域もたくさんあります。
具体的に見てみると少し古いデータですが平成20年の総務省統計局のデータによると日本国内における水洗トイレのある住宅の割合は90.7%とのことでした。
ではトイレを水洗トイレにするにはどのような方法があるのでしょうか?
もっとも一般的な方法はトイレを下水道につないで水洗化する方法です。
そのためにはお住いの地域に下水道が整備されているか否かが鍵になります。
公益社団法人 日本下水道協会によると令和元年度における全国の下水道普及率は79.7%(下水道利用人口/総人口)となっています。
では私たちの住む広島県、山口県などはそうなのでしょうか?
中国五県全てが全国平均を下回っています。
汲み取りトイレを水洗トイレにするために下水道につなぐためにはこの下水道が整備されていることが欠かせません。
一般的には下水道が地域に整備されるとそれと並行して各ご家庭のトイレを下水道につなぎ、水洗トイレ化していきます。
具体的には公共下水道(下水道の本管)が地域に整備され、処理区域となると水洗化普及相談員と呼ばれる方が個別に訪問してこられ、下水の処理開始時期を知らせてくれます。
これに応じて個別に水洗化工事を行う必要があります。
この際、公共マス(最終マス)と呼ばれる汚水マスが敷地内に設置されます。一般的には敷地内の下水本管に近いところに設けられます。
公共マスから公共下水道までは繋がっていますので、皆さんが水洗化するときに必要なのは以下の事柄です。
これらの手続きや工事は各地域の指定業者に依頼することになります。
また、様々な事情で公共下水道が敷設されたときに水洗化しなかった住宅で、後から水洗化する場合も上記のような流れになります。
地域にもよりますが、公共下水道が整備されたときに水洗化すると、補助金などが支給される場合もありますし、地域全体で工事を行なっているときに行う工事の方が後から個別で行うよりも費用が抑えられることもありますので、可能であれば下水道整備と同時に水洗化することをお勧めします。
では、公共下水道が整備されていない地域で汲み取りトイレを水洗トイレにするにはどうするのでしょうか?
この場合は下水道につなぐことが出来ませんので敷地内に浄化槽を設置し、この浄化槽にトイレ・台所・浴室・洗面所などの排水管をつなぎます。
そもそも浄化槽とはどういったものなのかをご説明します。
浄化槽は微生物の働きを利用して汚水を綺麗にし、綺麗になった水だけを放流するための装置です。
敷地内に設置されている大きなマンホールの蓋のようなものが二つ並んでいるのを見たことあがある方も多いかと思います。
宅内から流れてきた汚水をバクテリアなどの微生物が分解し、綺麗になった水は放流し残った固形物などは数ヶ月に一回、汲み取り業者に汲み取りしてもらいます。
使用人数によって5人槽・7人槽・10人槽などがあります。
では浄化槽を使用してトイレを水洗化する場合はどんな感じなのでしょうか?
まず、公共下水道と同様に浄化槽を設置するには申請が必要です。
これらの手続きや工事も指定業者に依頼することになります。
地域にもよりますが、多くの地域では一般住宅に浄化槽を設置する場合には補助金などが支給されます。
広島県・山口県などでは概ね30万円程度の補助金支給がされる地域が多いようです。
このようにトイレの水洗化には下水道につなぐか浄化槽を設置するという方法があります。
今後水洗化をお考えの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
トイレのリフォームというと・洋式トイレの便器やウォシュレットを交換するインフィルリフォーム(部位リフォーム)・壁紙や床材など内装も含めてトイレ全体をリフォームする全面リフォーム・和式トイレから洋式トイレへ変更する和式トイレリフォーム
など、いろいろなリフォームがあります。
その中から今回は弊社でも月に2〜3件(年間30〜40件)くらいご依頼のある和式トイレのリフォームを取り上げてみたいと思います。
日本のトイレは1960年代までは和式トイレが主流でした。
1959年に日本住宅公社(現・都市再生機構)が洋式トイレを採用したのがきっかけとなり洋式トイレが普及し始めました。
TOTOによると1976年に和式便器と洋式便器の出荷数がほぼ同数となり、急速に洋式化が進んだそうです。
2015年には和式トイレの出荷数は全体の1%を切るまで減少したそうです。
文部科学省が2016年に実施した調査によると、全国の公立小中学校のトイレの約6割が和式トイレだったそうですが、政府は年々洋式トイレの割合を引き上げる方向で検討を進めているそうです。
これは、公立の小中学校は災害時などに避難所が設営されることも多く、足腰の弱くなった高齢者や介護を必要とする人、妊婦さんなどにとって和式トイレは肉体的負担が大きく使いずらいといった点が考慮されているようです。
また、一般家庭でも洋式トイレが多くなり小学校に入学した新一年生が和式トイレの使い方がわからないといった話もよく聞きますね。
そんな和式トイレですが、わずかですが現在も新しく出荷されるものがあるのも事実です。
なぜ和式トイレは無くならないのでしょうか?
特に一般家庭ではなく、公共施設などで新しく和式トイレが作られることがあるようです。
これは
「家のトイレは洋式トイレだけど、外では不特定多数の人が座る洋式トイレの便座には抵抗があるので、和式トイレを使う。」
という人が少なからずいることによるものだと思われます。
また、和式トイレのしゃがんで用を足すスタイルの方が座って用を足す洋式トイレよりも排便しやすいと言われています。
この二点が和式トイレのメリットとしてよく聞かれます。
では和式トイレのデメリットはどうでしょうか?
最も大きなデメリットは和式トイレのしゃがんで用を足すスタイルです。
これはご高齢の方や介護を必要とする方、妊婦さんなどにとっては足腰への負担が大きくとても大変な作業です。
そのほか、水はねしやすく便器まわりが汚れやすい点や、トイレが詰まった時の修理が大掛かりになってしまう点などがあります。
これらの事から、やはり現在では一般家庭における新築時のトイレは洋式トイレとなっており、和式トイレを長年使われてきたご家庭でも洋式トイレへリフォームされる方が多くなっています。
洋式トイレから洋式トイレへのリフォームと、和式トイレから洋式トイレへのリフォームではどんな違いがあるのでしょうか?
一般的な木造一戸建ての場合でご説明します。
一般的に洋式トイレは床の上に便器が設置されています。
ですので、リフォーム時も古い便器を取り外して新しい便器を設置するといったイメージです。
和式トイレの場合は便器が床に埋め込まれています。
床もフラットなところもあれば中央あたりに階段のように段差があるところもあります。
どちらかというとこの段差のある場合がほとんどだと思います。
和式トイレのリフォームの場合はトイレタンクを外し、この床を解体して埋め込まれている便器を取り外します。
そのあと解体した床をフラットな床にする必要があります。
木造一戸建ての場合は、床下が空洞になっている場合がほとんどですので、この時に床下で給排水の取り合いを行います。
床を支える根太などが腐っている場合にはそれらも新しくし、新しい床を作ります。
また、木造一戸建てで和式トイレの場合、隣に男子トイレが併設されていることが多くあります。
その場合、男子トイレスペースと和式トイレスペース各々が狭く、あいだに間仕切りの扉が付いていますが、洋式トイレにリフォームする際には男子トイレと間仕切りの扉を撤去して一つのスペースにして、広くゆったりとした洋式トイレにすることが多いです。
和式トイレのタンクを撤去した状態
このあと、床を解体します。
和式トイレの便器を撤去し、
床を解体し根太の補強を行っているところ。
新しい床はフローリングやクッションフロア、最近ではトイレ専用床材などお客様のご要望を聞いてご希望のもので作ります。
床と併せて壁の補修も行います。
壁についてもどのように新しくするかはお客様のご要望次第で、全面的にクロス貼りにして仕上げる場合や、腰板あたりまで新しくする場合、予算を抑えるためにもともと段差で隠れていた部分だけ簡易的に補修する場合などがあります。
また、多くの場合和式トイレには電源コンセントがありませんので、ウォシュレットなどを使う際に必要な電源コンセントを新たに設置します。
こうして和式トイレの撤去、床・壁の解体補修、給排水工事、電気工事が完了するとあとは洋式トイレのリフォーム同様に新しい便器を設置します。
以上が和式トイレから洋式トイレへのリフォームの大まかな流れです。
大体の場合、工事期間は1日で朝9:00にスタートして夕方までには完了します。
予算は正直様々です。
現在のトイレの状況や、お客様のご要望(内装や新たに設置する洋式トイレのグレードなど)によって大きく変わります。
目安としては概ね20万円くらいからだと思いまが、実際にリフォームのご依頼をいただいた際には必ず現地にお伺いしてお見積もりをさせていただいております。
このような感じで和式トイレの洋式トイレへのリフォームは行われますが、実際に施工させていただいたお客様は、やはりみなさんとても喜ばれます。
「もっと早く洋式トイレにすればよかった!」
というお声が一番多いように思います。
もしこれをご覧いただいた方で、和式トイレのリフォームをお考えの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談くださいね。
最後に、和式トイレの洋式トイレへのリフォームの全体的な流れを画像とともに掲載しておきます。
和式トイレ リフォーム前です。
トイレタンクを取り外し、
床を解体し便器を撤去した状態です。
床板や根太が腐食しています。
床解体後に根太補強を行い
フローリングを貼っている途中です。
床・壁補修後に新しい便器と
ウォシュレットを設置し完成です。
前回はトイレの臭いの中でも一番お困りの方が多いアンモニア臭について書きました。
今回はトイレのカビ臭と汚水臭について書きたいと思います。
トイレの中がいつもジメジメしていてなんだかカビ臭い。
こんなお悩みをお持ちの方もいるかと思います。
実際、トイレの湿気やそこからくるカビはどんなところに多く発生するのでしょうか?
これらが一番多いのは圧倒的にトイレタンクの裏側です。
上の図の赤い楕円の部分です。
通常便器を設置するときはトイレを広く使うためになるべくタンクを壁近くになるように設置します。
この壁とタンクの隙間に湿気による結露がつき、放置しておくとカビが発生します。
以前のトイレタンクは結露防止の作りになっているタイプと、そうでないタイプの二種類があります。
結露防止タイプは陶器のタンクの内側に発泡スチロールが貼り付けてあります。
結露防止タイプでないタンクは陶器のタンクのみです。
結露防止の作りになっていないタイプのタンクはもちろん結露がつきやすくなっています。
ですが、結露防止タイプのタンクも経年劣化によってその機能が低下すると結露がつくようになってしまいます。
タンク内側に発泡スチロールが貼り付けてあるタイプのトイレタンクは、経年劣化するとこの発泡スチロールが陶器から剥がれて隙間ができるようになります。
隙間ができるとここに水が溜まり結露の原因になるだけでなく、タンク外への水漏れを起こしたりもします。
上の画像のような感じです。赤丸で囲んだところが経年劣化して陶器タンクから剥がれて隙間のできた発泡スチロールです。
このような状態になるとタンク裏の壁に結露がつき、カビが発生しトイレのカビ臭さの原因となりますので、早めに修理をすることが一番のカビ臭の防止になると思います。
ちなみに最近のトイレのタンクは結露防止の発泡スチロールは貼り付けられていません。
陶器のタンクと別物のプラスチック製のタンクの二重構造になっていて、陶器タンク内にプラスチック製タンクを入れて組むようになっています。
トイレが汚水臭い
これはどちらかというとレアケースです。
基本的に水洗トイレは汚水や下水の臭いが上がってこないような作りになっています。
上脳の赤丸で囲んだところが「封水」とって、常にここにお水が溜まっているので、排水管からの匂いは上がってこない造りになっています。
なので、普通はトイレで汚水の匂いがすることはありません。
ではトイレで汚水の匂いがするのはどんなときでしょうか?
1ですが、床下排水(床下で縦に排水管が立ち上がっていて、トイレの床まで来ている)タイプのトイレ(戸建住宅はほとんどこのタイプです)の場合、床まで来ている排水管とその上に設置する便器の間に床フランジという部材を設置して、床フランジの上に水漏れしないようにPシールという輪っか状の粘土のようなものを挟み込みます。
これによって排水管と便器の接地面に隙間がなくなり、水漏れや汚水の臭い漏れなどを防ぎます。
このPシールが経年劣化すると固くなって粘着力がなくなり、隙間ができてしまいます。
この隙間から水漏れしたり、場合によっては臭いが出ることがあります。
2ですが長期間使っていないトイレでよくあります。
しばらく空き家になっていた家などでは封水が蒸発してなくなっていることがあります。
そのほか、トイレ内に異物が残って詰まっている場合などにはサイフォン現象というのを起こして封水が少しづつ吸い込まれてしまって減ってしまうことがあります。
風刺画なくなったり減ったりして完全に臭いに蓋をすることができなくなると汚水の匂いがすることがあります。
トイレのカビ臭も汚水臭も何らかのトイレの不具合が原因となって発生することが多いので、長年使っているトイレは異常が見られた場合は早めに点検、修理をすることをお勧めします。
ご家庭のトイレの臭いが気になる方は意外と多いのではないでしょうか?
「きちんと掃除しているのにどうも臭いが・・・」っていう声をお客様からもよく聞きます。
今回はそんな「トイレの臭い」についてです。
トイレの臭いと言ってもいろんな臭いがあります。代表的なのは
こんな感じだと思います。
それぞれの臭いについて原因を見ていきたいと思いますが、ちょっと長くなりそうなので、今回はこの中から一番多く一番匂いのきついものについてです。
一番多いのがこのお悩みです。
これはオシッコに含まれるアンモニアがトイレのいろんなところに飛び散ったり染み込んだりして発生する臭いです。
特に立って用をたす男性のいるお宅で多いようです。
具体的にこの臭いを発生させているトイレの部位は
などです。
ここは便器から垂れたオシッコが便器を伝わって床に染み込んだり、便器と床の間に入り込んだりしてしまい、固まって尿石などとなり臭いを放ちます。
これを防ごうとして便器と床の接地面にコーキングなどをしている場合がありますが、水廻り設備の専門家の意見としてはこれはあまりお勧めしません。
便器内に物を落としてつまらせてしまったときや、便器と床下の排水管の接地部分からの水漏れなどがあった際は便器を取り外して修理する必要がります。
この際に便器と床の接地面にコーキングがされているとこれを全て取らないと便器の取り外しができないばかりでなく、前述の便器と床下の排水管の接地部分からの水漏れに気づけずに床板が腐ったり、マンションなどでは階下漏水したりすることがあります。
ですのでコーキングをするのはトイレの床が斜めになっていて、接地した便器にぐらつきなどがある場合くらいにしておいたほうがいいと思います。
先ほどの便器と床の接地面よりもこの便器と便座(普通便座やウォシュレットなど)の隙間からアンモニア臭がすることの方が多いと思います。
私たちはよくトイレの便器交換や便座交換をしますが、便座を取り外した際にここの部分に茶色くなった尿石の塊が付着しているのを見かけます。
特に普通便座よりも便器との接地面の広いウォシュレットの方が、より多くの尿石の付着が見られ、臭いが強いことが多いです。
最近のウォシュレットはボタンを押してずらすだけで自分で簡単に取り外せるようになっていますので、たまに外して拭き掃除をしてあげるといいですね。
これは要するにトイレの室内全体ということです。
最近テレビコマーシャルでもやっていますが、目に見えない小さな臭いの元(アンモニア)が飛び散って、壁や床に付着してしまうことで匂うようになってしまします。
では、この嫌なトイレのアンモニア臭を予防するにはどうすればいいのでしょうか?
予防方法として効果的なのは
この二点です。
1番については世の奥様がいくら言ってもなかなかご主人が座ってしてくれないというお悩みを現場でも聞きます。
男性の立場からすると、もともと立ってすることに慣れていますので、なかなか慣れません。
座って用をたすとオシッコが全部出きっていないように感じたりもします。
ここは根気よく奥様から旦那さんにお願いしてみて、できるようになるまで優しく見守ってあげてください。
また、男性は立って用を足しても便器外に飛び散っているねんて案外思っていませんので、たまにはトイレ掃除をご主人にしてみてもらって大変さを実感してもらうのもいいかもしれませんね。
2番については壁や床への目に見えない匂いの元の付着を防ぐのに有効です。
ただ、きちんと流れたか確認しないと不安な方も多いと思うので、面倒でも蓋を閉めて流し、流した後に蓋を開けて確認すれば匂いの予防には効果的ですね。
最後にすでにアンモニア臭が気になっている場合の対策です。
原因となっているもので一番多いのが便器と便座の隙間だと思います。
一体型便器(タンクと便座が一つになっているタイプのトイレ)やタンクレストイレ(タンクがないネオレスト など)については自分で便座を取り外すのはちょっと難しいと思います。
ただし、これらのトイレにもお掃除リフトなどの便利な機能がついていて、隙間を簡単に掃除できるものが多くありますので、取扱説明書などを一度読んでみてください。
普通の便器・タンク・便座が別々のトイレであれば割と簡単に便座を取り外すことができます。
便座の取り外し方についてはTOTOのサイトに詳しく出ていますので、よろしければこちらをご覧ください。
長年使った便座を初めて取り外した方は汚れ具合にびっくりされるかもしれません。
便座を取り外したら中性洗剤などを使って柔らかい布で拭き上げて綺麗にしてください。
そのほか、床や壁などは中性洗剤やトイレシートなどを使って日頃からお掃除するといいですね。
この場合注意してほしいことが一つあります。
トイレのお掃除シートですが、これらの商品の多くはトイレに流せますとなっています。
が、結構これがトイレに詰まります。
トイレットペーパーほど水に溶けやすくはありませんので、流す場合はあまり一度に大量に流さないように気をつけてください。
流さずにお掃除したら燃えるゴミで捨てるのが一番安心です。
今回は落ちれの臭い、とりわけアンモニア臭について書かせてもらいました。
そのほかの臭いについては次回書かせてもらおうと思います。
現在、日本においてはその普及率が80%を超えると言われている温水洗浄便座。
その中でも最も有名なのがTOTOのウォシュレットです。
温水洗浄便座自体のことをウォシュレットと呼ぶ人もいますが、実際はTOTOの温水洗浄便座の商品名です。
TOTOはウォシュレット
LIXILはシャワートイレ
パナソニックはビューティートワレ
各メーカー毎の商品名です。
今回はそんな温水洗浄便座の中から、最も有名はTOTOウォシュレットの特徴などについてご紹介したいと思います。
TOTOのウォシュレットは大きく分けると
の三種類あります。
この中から今回は最上位モデルのウォシュレット アプリコットについてご紹介したいと思います。
アプリコットには様々な便利で快適な機能が搭載されています。
などなど、本当に様々な機能です。
アプリコットの中でもそのグレードによって搭載されている機能が違います。
もちろんお値段も違います。
ですので、これらの機能について知っていただいて、ご自身に必要な機能を選んでいただき機種の選定をしていただくのがいいと思いますので、多彩な機能の中から特に重要な機能についてご紹介します。
きれい除菌水とは水に含まれる塩化物イオンを電気分解して作られる除菌成分(次亜塩素酸)を含む水で、このきれい除菌水でトイレ使用後の便器やウォシュレットのノズルの内側外側を自動で洗浄・除菌します。また、時間が経つと水に戻るので環境にも優しいのが特徴です。
トイレの1日の使用時間を学習し、よく使用する約1時間前から作動しトイレ空間の気になるにおいを取り込み、においきれいカートリッジに捕集して脱臭します。におい成分を「きれい除菌水」で洗浄・除菌します。
トイレ使用前に便器ボウル面にミスト(霧状にした水)を自動で吹きかけ、汚れを付きにくくします。
洗浄ノズルから流速の違う洗浄水を交互に噴出することで水玉を連射します。その水玉に空気を含ませることで、たっぷり感のあるせ洗浄を実現しました。
使用後は通常の脱臭から吸い込み量約2倍のパワー脱臭に自動で切り替わり強力に脱臭します。
便器に人が近づくと自動で柔らかい光が点灯します。夜中にトイレに行く際に、トイレの主照明をつけると目が冴えて眠れなくなる方に好評です。
便器に近づくとセンサーが感知して蓋が自動で開き離れると閉じます。手を触れないので清潔・快適で締め忘れもありません。
便座から立ち上がるとセンサーが大・小の洗浄を座っている時間で判断し、便器の水を自動で流します。流し忘れても安心です。
TOTO アプリコットにはこのように様々な便利な機能が満載です。
アプリコットには最もお手頃価格のF1(メーカー希望小売価格115,000円税抜き)から最も高機能のF3AW(メーカー希望小売価格188,600円税抜き)まで、8種類のグレードがあります。
搭載されている機能によって価格が変わってきますので、各々の機能をよく吟味して、ご自身のトイレに必要な機能を搭載したづれーどのものをお選びいただくと、これからのトイレライフがより快適なものになると思います。
トイレの便座にはいろいろな種類があります。
そのため、使う機能、使わない機能で取捨選択して自分に合った便座を選びましょう。
便器自体の大きさで便座取付の穴から便器の先端の長さが変わります。
普通サイズと大きいサイズの二種類で、各々レギュラーサイズ(普通サイズ)、エロンゲートサイズ(大型)と呼びます。
便座もレギュラーサイズ用やエロンゲートサイズ用、どちらでも使える兼用タイプなどがあります。
便座を取付ける穴から便器の先端までは、レギュラーサイズは440mm、エロンゲートサイズは470mmとなっております。
温水洗浄便座は操作スイッチの位置で大きく二つのタイプに分けられます。便座の横にボタンのついているタイプや壁にリモコンをつけるタイプがあります。
賃貸に住んでいて温水洗浄便座をつけたいけれど壁に穴があけられないときは、本体の横にボタンのある一体型のものを選びましょう。
ただ、ボタンが本体についているタイプは便座に座った時に狭く感じたり、掃除のときに奥に手が届きにくく難しかったりします。
そういった場合はリモコンを壁につけるタイプがおすすめです。
そのほかにも、温風乾燥を付けたり、リモコンに洗浄ボタンを取り付けることで使用後に振り返ってレバーで流す動作をしなくてもリモコンで楽に流せるようにすることもできます。
また、トイレに入ると便座のセンサーが感知してフタを自動で開閉するものもあります。しかし機能を付ければその分高くなるので、必要ではない機能は省くことで費用を抑えることが可能です。
ですので同じ温水洗浄便座でもご自身に一番合ったものを選ぶことが大切です。
温水洗浄便座でよくある故障は
などがあります。
多くの温水洗浄便座は本体内部でその機能ごとにユニットと呼ばれる装置に分かれています。
修理の場合は各メーカーのメンテナンスさんを呼んでそのユニットを取り替えてもらったりします。
部分的な修理でも割と高額な修理代がかかってきます。
温水洗浄便座の耐用年数は概ね10年くらいと言われていますので、10年ぐらいを目途に、故障したら新しいものに交換することをおすすめします。
便座一つでもトイレの雰囲気や使い心地は大きく変わってきます。
ご自分にあった便座を選んで、ご自分に合ったトイレ空間にしていただき、毎日使うトイレが少しでも快適になればいいですね。