TOTOウォシュレットが入荷しません

最近世間を騒がせているコロナウイルスですが、ついにトイレリフォームにも影響が出てきました。

TOTOではウォシュレットに使う部品の一部が中国の工場で製造されている関係で、春節から続く中国国内の工場の操業停止の影響で部品が輸入されず、ウォシュレットや一体型便器などが製造できなくなったようです。

最初2月13日に問屋さんを通じてTOTOからのお知らせが私たちのところにも届きました。

この時点では13日以降に注文した商品に関しては通常よりも納期がかかります。といったニュアンスでした。

週が明けて17日に再度TOTOさんからのお知らせが届き、17日以降の注文が受け付けられませんという内容で、状況がさらに悪化してしまいました。

今後の見通しについては中国でのコロナウイルスの状況次第だと思うので、TOTOさんも問屋さんも私たちも全く先が読めない状況です。

 

個人的にはこればっかりはどうしようもないとは思っているのですが、TOTOトイレの主力商品のウォシュレットやネオレストなどが入荷しないというのはトイレリフォームができないという状態でかなり困っています。

実はうちの呉店も今月いっぱいで移転の予定で、移転先のテナントのトイレが和式なので、今月中に洋式にリフォームする予定だったのですが、しばらくできなくなりました。

 

全国的にマスクが不足して騒動になったり、クルーズ船の乗客の人たちが帰宅できなくて大変な思いをされているのを連日テレビで見ていましたが、まさかこのような形で仕事にも影響が出てくるとは思いませんでした。

いろいろなイベントが中止になったりもしていますが、早くこのウイルスが沈静化して安心して外出できるようになればいいなあと思います。

まだまだなんとも言えない状況みたいなので、しばらくの間はお客様にもご迷惑をおかけするかと思いますが、なんとか頑張ろうと思います。

 

ウォシュレットアプリコット

コロナウイルスの影響によるTOTO製品注文不可および納期遅れについてコロナウイルスの影響によるTOTO製品
注文不可および納期遅れについて

コロナウイルスの中国での流行の影響でTOTO製品の一部で受注停止や受注は可能ですが通常よりも納期のかかる商品が出始めました。

先行きが不透明でお客様にご不便をおかけすることがあるかもしれませんが、何卒ご了承の程、宜しくお願い致します。

 

現状で受注停止(注文ができない状態です)となっているのは以下の商品です。

 

トイレ

  • ウォシュレットシートタイプ全機種
  • ウォシュレット一体型便器全機種(ネオレスト、GGなど)
  • 暖房便座・普通便座全機種
  • 住宅用システムトイレ(レストパル・レストパルF)
  • レストルームドレッサー(プレミアムシステムシリーズのうちビルトインリモコン仕様)・フローティングデザインシリーズ
  • 多機能トイレパック(フラットカウンター多機能トイレパック)

 

システムキッチン

  • 全シリーズ(ザ・クラッソ、ミッテ)

トイレの歴史

以前、社員研修で北九州市の小倉にあるTOTOミュージアムに行きました。

ここには様々なトイレが展示してあったり、トイレの歴史についての資料があったり、TOTOの創業からの思いについての資料があったりその他いろんな展示がされていてなかなか楽しめるミュージアムでした。

今日はそんな展示の中から昔のトイレについて説明されていたものを紹介したいと思います。

 

 

川屋 | 縄文から弥生時代にかけてのトイレ

 

私が子供の頃、おじいちゃんやおばあちゃんたちがトイレのことを「かわや」と言ってました。

田舎の方言なんだろうなと思っていましたが、TOTOミュージアムでこんな展示を見つけました。

画像だと説明文が見えにくので書き出します。

川や湖の上に架け渡した桟橋から用を足していたと考えられます。このような構造のトイレを「川屋」と呼ぶことが、「厠(かわや)」の語源になったという説があります。

この説明文を見て「なるほどっ!」と腑に落ちました。

川屋が厠の語源なんだ、確かに昔はこんな感じだったんだろうなと妙に納得してしまいました。

 

 

樋箱 | 奈良から平安時代の貴族のトイレ

 

同じく説明文です。

貴族の間では「樋箱」と呼ばれるおまる式の便器が使われました。十二単を着て使うのは大変なため、長い裾を掛けるT時型や、鳥居型の支えを設置。女性は着物の中に樋箱を入れて、しゃがみこんで排せつしていました。

これは何かのテレビなどで見たことがあるような気がします。

貴族が着ていた十二単はともて重たいでしょうから、トイレをするのも大変だったでしょうね。

 

 

惣後架(そうごうか) | 江戸時代の長屋のトイレ

 

同じく説明文です。

江戸時代に長屋で生活する人たちは、「惣後架」という汲み取り式の共同で使うトイレを使っていました。たまった排せつ物は肥料になるため商品として扱われ、大家の生計を支えていたといわれています。

私は高校生の時、家から学校に通うのが遠く田舎でバスの少なかったので最寄の駅までバイク通学していたのですが、冬場は雪のためバイクで行けなかったので、駅の近くの木造アパートを借りていました。

そのアパートが共同トイレでした。

江戸時代の長屋の人達も共同トイレを使っていたんですね。

排せつ物が肥料になるのはよく知られていますが、それが大家の収入になっていたのは驚きです。

 

 

このように現代の綺麗で便利なトイレになるまでには様々なトイレがあったんですね。

生物は生きている限り排せつしますので、人類が生まれてからずーっとトイレってあったんですよね。

なんだかそんなことを思わせてくれた面白い展示でした。

水洗トイレの種類と歴史

朝起きてから夜寝るまでに家でも外でもよく使うのがトイレです。

そんなトイレについてです。

 

 

トイレの種類

 

昔からあるトイレですが、現在では三つの種類に分けられます。

・汲み取りトイレ(通称 ぼっとん便所)

・簡易水洗トイレ

・水洗トイレ

この中から今回は水洗トイレについて書きたいと思います。

 

 

水洗トイレの歴史

 

水洗トイレをウィキペディアで調べてみると、「水勢により汚物を洗浄して衛生的に処分するための機能を持ったトイレ」という風に説明されています。

ちょっと小難しく書いてありますが、要はお水で流すトイレですね。

 

古くはローマ時代の遺跡やインカ帝国の空中都市と呼ばれているマチュピチュからも遺構が発見されています!

 

日本では藤原京の遺構からも水洗トイレの跡が見つかっています。

戦国時代の武将、武田信玄は用を足した後に鈴を鳴らして家臣に水を流させていたそうです。これも立派な水洗トイレですね。(笑)

 

こういった話を聞くと、水洗トイレって昔から私たちの生活に根付いたものだったことが想像できます。

だからこそ、より清潔でより快適なトイレへと、どんどん進化しているんでしょうね。

 

 

水洗トイレの種類

 

水洗トイレは洗浄方式や形などによっていくつかの種類があります。

 

フラッシュバルブ式トイレ

フラッシュバルブという装置でお水を流すタイプのトイレです。

 

・フラッシュバルブ式小便器

フラッシュバルブ式小便器

 

 

主に男性用で立ったまま用を足す形になっています。

便器洗浄はフラッシュバルブという装置を使い、ボタンプッシュ式やセンサー式があります。

 

 

 

 

 

 

・フラッシュバルブ式大便器

フラッシュバルブ式大便器

 

男女ともに用いるトイレで洋式と和式があります。

便器洗浄はフラッシュバルブという装置を使い、レバー式やセンサー式などがあります。

一定以上の水圧が必要なためフラッシュバルブにお水を供給する水道管は25A以上が必要です。

 

 

 

タンク式トイレ

タンクにお水をためてそのお水で流す対応のトイレです。

 

・ハイタンク式トイレ

ハイタンク式トイレ

 

 

タンクが高い位置に設置されたトイレで、タンクからぶら下がっている鎖を引いて洗浄管を流れてくるお水の勢いで流すトイレです。

洋式と和式がありますが、最近はあまり見かけなくなりました。

 

 

 

 

・ロータンク式トイレ

 

タンクが低い位置にあるトイレでレバーハンドルなどを操作して流すトイレです。

タンクの形によって種類が分かれます。

 

・隅付きロータンク式トイレ

隅付きトイレ

 

三角形のタンクがトイレ室内の角に設置されていて、そこから洗浄管を通して流れてくるお水で洗浄するタイプのトイレです。

 

 

 

 

 

 

 

・平付きロータンクトイレ

平付きトイレ

 

 

四角く平らな形のタンクが便器後方に設置されていて、そこから洗浄感を通して流れてくるお水で洗浄するタイプのトイレです。

お風呂・洗面・トイレが一緒になった三点ユニットなどで多く見られます。

 

 

 

 

 

・密結ロータンク式トイレ

ロータンクトイレ TOTOピュアレストEX

 

洋式便器の上にタンクがくっついて乗っているタイプのトイレです。

一番よく見かけるトイレですね。

 

 

 

 

 

 

・一体型ロータンクトイレ

一体型トイレ TOTOGGシリーズ

 

 

タンクと便座(ウォシュレットやシャワートイレ)が一体となっているトイレです。

 

 

 

 

 

 

 

タンクレストイレ

タンクレストイレ TOTOネオレスト

 

フラッシュバルブ式でもタンク式でもなく、水道直結で洗浄するタイプのトイレです。

洗練されたスタイルや様々な高機能が搭載されたものが数多くあります。

節水機能にも優れています。

TOTOネオレストやLIXILサティスなどが有名です。

 

 

 

このように一言で水洗トイレといってもその洗浄方法や形などによって色々な種類があります。

 

この他にも便器だけでなくトイレに必要なものを含めて全体をデザインしたものもあります。

 

システムトイレ

システムトイレ TOTOレストパル

 

便器・タンク・便座といったトイレ設備だけでなく、手洗いカウンターや収納なども含めてパッケージになっているトイレです。

 

 

 

 

 

 

どうですか?

毎日何度も使うトイレですが、その種類や形などについてあまり深く見ることはないと思います。

私は職業柄どこへいってもトイレの種類とかが気になるのですが、たまにとても変わったトイレを見かけたりするとそれだけでちょっと楽しくなったりします。

トイレって家族はもちろんお客様も使いますし、一人で落ち着ける場所だったりもしますので、みなさんが家を建てたりトイレをリフォームしたりするときに参考にしてもらえればと思って紹介してみました。

 

トイレが素敵なおうちっていいと思いませんか?

お見積り無料!まずはお気軽にご相談ください。

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