2020年5月の記事一覧
トイレリフォーム | 便器交換のきっかけ
以前のコラムでトイレの水漏れの修理についてご紹介しました。
ただ便器の形式が古い物はメーカーの部品供給が終了していたり、便器の状態や便器が設置してある床の状態などにより部品修理をするのではなく便器本体のお取替えをお勧めさせていただく事があります。
そこで今回は便器交換やトイレリフォームについて、そのきっかけとして多い事例を紹介させていただきます。
トイレ交換のきっかけ
陶器でできた便器そのものは割れてしまわない限り長く使えますがタンク内の部品やパッキンなど経年劣化で痛んでしまうためトイレの耐久年数は15年前後と言われています。
故障やひび割れ
陶器で出来た便器やロータンクがひび割れて修理出来ない場合や、トイレがよく詰まるようになった事がトイレ交換のきっかけの一つとなります。
このトイレがよく詰まるようになる原因として考えられるのは、便器内の排水経路に尿石がこびりついた場合や、便器ふちのタンクからの水が出てくる小さな穴が尿石でふさがって便器ふち全体から均等に水が出なくなって、うまく渦を巻かなくなることなどが考えられます。
便器は大丈夫だけどタンクがダメになってしまってトイレ交換をする方も多くいらっしゃいます。
これはタンク内側に結露防止の発砲スチロールが貼り付けられているタイプのタンクの場合に、陶器のタンクと発泡スチロールの間に水が溜まってしまい水漏れや動作不良を起こすようになってしまい、タンクの交換が必要な場合などです。
タンクだけの交換はまだ製造されているタンクの場合は可能ですが、すでに製造終了しているタンクの場合はできないことが多いので、その際に便器タンク一式交換される方が多くいらっしゃいます。
またトイレの水漏れなどで部品修理が可能であっても現在のトイレは使用水量も少なく、20年前の便器の3分の1程度になっているのでランニンングコストを考えて便器交換される方も多くいらっしゃいます。
TOTOによると4人家族(男性2人、女性2人)の場合での比較で
1987〜2001年までの使用水量13リットルのトイレに比べ、現在の節水便器は年間約15,000円の水道代の節約になるそうです。
年間15,000円ということは10年で150,000円、15年で225,000の節約になりますので、この水道代というランニングコストまで考えると、便器を修理するよりも便器交換する方がお得になる場合も多々あります。
トイレ空間を綺麗にしたい
トイレが古くなるにつれ便器や壁・床の汚れが目立つようになり綺麗なトイレにしたいという思いが便器交換のきっかけになることもあります。
見た目だけではなくトイレの臭いが気になってなんとかしたいという方も多くいらっしゃいます。
これらのきっかけでトイレリフォームされる場合は、便器のみならず壁のクロスの張替えや床の張替えなどトイレ室内全体を綺麗にリフォームされる方が多いです。
築20数年のトイレのリフォーム前の様子です。
上の写真のトイレのリフォーム後の様子です。
(上で紹介したトイレリフォームについては事例紹介のページで詳しくご紹介しているので是非ご覧ください。)
家族・住環境の変化
ご家族の介護がきっかけでトイレが使いずらくなったり、ご老齢のご両親とのご同居や逆に若い世代とのご同居がきっかけでトイレをリフォームされる方も多くいらっしゃいます。
介護が必要な方やご高齢の方の場合に多いトイレリフォームは
- 和式トイレから洋式トイレへのリフォーム
- トイレ内への手すりの設置
- トイレ内の段差をなくしてのバリアフリーリフォーム
- 普通便座からウォシュレットへの交換
などが挙げられます。
若い世代とのご同居の場合に多いトイレリフォームは
- 和式トイレから洋式トイレへのリフォーム
- 普通便座からウォシュレットへの交換
- タンクレストイレへの便器の交換
- トイレ内のクロスやクッションフロアなどの内装リフォーム
などが挙げられます。
このようにトイレのリフォームをされるきっかけは様々ですが、実際にトイレリフォームをされると皆さんとても喜んでくださいます。
やはり毎日何度も使うトイレですから、ただ用を足すだけではなく、快適に気持ちよく使えた方がいいですよね。
これからも私たちは皆さんに喜んでいただけるように、迅速丁寧を心がけて皆様のトイレのリフォームをさせていただこうと思いますので、お気軽にご相談いただければと思います。
トイレリフォームの便器選定について | ネオレストトイレリフォームの便器選定について
ネオレスト
弊社はトイレを専門にリフォームをさせていただいていますが、お客様とお話ししているとリフォームについて事前にご自身やご家族とプランをしっかりと考えておられる方もいれば、まだ漠然としか考えていなくてこれから一緒に考えてくださいという方まで、様々です。
最近ではインターネットで検索すればかなりの情報が得られますし、例えばTOTO商品などは南区宇品に行けばTOTOショールームで実物を見ることもできます。
ですが、検索の情報量は多すぎて逆に分かりにくかったり、ショールームにはなかなか行けないという方もたくさんいらっしゃると思います。
なので、少しでも皆さんのご参考になればと思い、TOTOトイレの種類やその特徴などについてこれからご紹介していきたいと思います。
便器の種類
水洗トイレや簡易水洗トイレ、汲み取りトイレなどトイレは排泄物の処理方法によっていくつかに分類されます。
今回はリフォームの参考になればと思って書きますので、水洗トイレの和式トイレや簡易水洗式トイレ、汲み取りトイレなどではなく、一般的な水洗トイレの洋式トイレに絞っていきたいと思います。
水洗トイレの洋式トイレもその形状から大きくいくつかに分類されます。
- タンクレストイレ
- 一体型トイレ
- 組み合わせトイレ
- 隅付タンク式トイレ
などです。
各々の特徴などをTOTOの商品を例にご説明したいと思います。
今回は最近のトイレリフォームでとても人気のあるタンクレストイレについてです。
タンクレストイレ
その他の通りタンクのないトイレです。
TOTOネオレストは美しいデザインと、その美しさを保つための最先端のテクノロジーが搭載されたTOTOトイレのフラッグシップモデルです。
一番の特徴はやはりそのフォルムです。
タンクがないことでとてもすっきりとした見た目で、これを設置するだけでとてもお洒落で高級感のあるトイレに生まれ変わります。
無駄なつなぎ目や凹凸などがないのでその美しさがより際立っています。
機能面でも現状のTOTOトイレの最先端の機能が搭載されています。
主な機能は
- きれい除菌水(便器・ウォシュレットノズルを除菌)
- においきれい(脱臭)
- セフィオンテクト(ナノレベルのガラス層コーティング)
- プレミスト(使用前に便器にミストを吹きかけて汚れがつきにくくします)
- トルネード洗浄(渦を巻くような洗浄でしっかり洗浄します)
- 節水(洗浄水量3.8リットル)
- オート機能(オート開閉・オート洗浄)
- 室内暖房
などなど盛りだくさんです。
大きく分けるとネオレストは4機種7グレード展開していますので、上記の機能などから必要な機能や好みの形状から選ぶことができます。
ネオレストNX(税抜604,000円)
ネオレストAH(税抜412,000円or364,000円)
ネオレストRH(税抜412,000円or364,000円)
ネオレストDH(税抜316,000円or295,000円)
上記の価格は基本的な価格になります。しっ際には各々の細かな条件の違いなどによって多少の金額の変動があります。(排水芯や給水の位置など)
ただ、ネオレストを設置する際にネックになるのは手洗いです。
ネオレストはタンクがありませんので手洗いがついていません。手洗いが必要な場合は別途手洗いを設ける必要があります。
もともとトイレに別途手洗いがある場合はいいのですが、ない場合に躊躇してしまいます。
そういった場合もご心配はいりません。
ネオレスト専用の手洗い付のワンデーリモデルというプランがあります。
このワンデーリモデルの大きな特徴は新しく設置する手洗い水栓の給水(水道管)と排水管を新たに設ける必要がないことです。
既存のトイレの給排水を利用して手洗いを設置することができるため、工事が大掛かりにならず、ほぼ1日で完了します。
TOTOにはワンデーリモデル以外にもネオレストやそのほかのタイプのトイレにも使える素敵なレストルームドレッサーが揃っています。
こちらはワンデーリモデルと違い、手洗い用の給排水工事なども必要になりますが、それをするだけの価値が十分にある高級感と利便性を兼ね備えています。
「プレミアムシリーズ」「コンフォートシリーズ」の2種類のシリーズがあり、収納キャビネットやカウンターの形状やカラー、手洗い洗面器や水栓、照明や化粧鏡、ペーパーホルダーやタオルかけや手すりなどのアクセサリーなどなど、様々なものからお客様のお好みとトイレ空間の広さなどから選定して設置することができます。
今回ご紹介したネオレストは他のタイプのトイレと比べるとリフォーム工事にかかる金額が幾分高めです。
ですがその機能と美しさでトイレ空間が快適でくつろげる自慢のトイレに変身します。
リフォームをお感慨の際には是非参考にしてください。